cobitで取得した内容から複雑な条件分岐を作る方法を知りたい フォローする
回答
cobitで取得した内容から複雑な条件分岐をしたい場合、事前にスプレッドシートの任意のセルに関数を組んでおき、スプレッドシートにファイルに出力、ファイルから取得、条件分岐ステップを使うことで実現可能です。
今回は弊社の「クラウドRPAの導入事例」のサイトから、「作成が2021年かつ、記事のタイトルに数字が含まれている記事のスクリーンショットを取得する」ロボットを作成します。
上記キャプチャのように、
・作成が2021年
・記事のタイトルに数字が含まれているか
の2つの条件に当てはまるスクリーンショットを取得します。
出力結果は下記のようなイメージです(今回の場合は2番目のみ条件に当てはまります)。
手順
事前にスプレッドシートに関数を用意します。
今回の場合は以下のようになりますが、実現したい条件に応じて設定してください。
A2:cobitで取得した作成日を出力
B2:cobitで取得した作成日から年のみを抽出
=LEFT(A2,4)
C2:作成日が2021年かどうかの判定(以下関数)
=IF(B2="2021","○","✖️")
A5:cobitで取得したタイトルを出力
B5:cobitで取得したタイトルから数字が含まれているかどうかの判定(以下関数)
=IF(REGEXMATCH(A5,"[0-9]"),"○","✖️")
E2:作成日とタイトルが条件に当てはまっているかの判定(以下関数、値はcobitでの条件分岐で利用)
=IF(AND(C2="○",B5="○"),"○","✖️")
ロボットの実行中、以下のようにリアルタイムで条件が判定されていきます。
作成するロボットのステップ流れは以下の通りとなります。
- URLを開く
- 条件分岐で利用する日付、タイトルを取得するため、抽出要素の繰り返しを作成
- 「テキストの取得」で作成の日付を取得
- 「テキストの取得」でタイトルを取得
- 「ファイルに出力」でA2に取得した作成日を出力
- 「ファイルに出力」でA5に取得したタイトルを出力
- 「ファイルから取得」でE2の判定列を取得
- スプレッドシートから取得した判定の値(E2)で「条件分岐」を作成
-
条件分岐で「○」の場合、スクリーンショットを取得する
今回作成したステップ例
注意
※リアルタイムに反映されるスプレッドシートの場合に利用できる方法です。Excelの場合はこの方法を利用できません
※ロボット編集時、途中まで実行時はファイルに出力してもスプレッドシートには反映されません
備考
※今回はサイトの情報をcobitで取得した後に分岐させていますが、Excelなどの繰り返しを組み合わせれば、シートの内容によって分岐させ、1行ずつ処理することも可能です
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