条件によって処理を分岐させる方法を知りたい[条件分岐] フォローする
回答
特定の条件において操作を分岐させたい場合には、[条件分岐]ステップを使うことで所望の結果を得ることができます。
留意点
条件分岐の利用において以下の2点に留意ください。
- 4パターン以上の分岐
- 条件の分岐が入れ子(ネスト)してしまうケース
上記1と2の場合においてはロボットのメンテナンス負荷が非常に高くなります。
そのことから、GoogleスプレッドシートのFILTER関数を利用しても実現できそうにない場合において、[条件分岐]ステップの利用をご検討ください。
解説動画
使用事例
弊社の「クラウドRPAの導入事例」のサイトから、『広告』のテキスト情報が入った導入事例のページのみスクリーンショットを取得するロボットを作成します。
上記キャプチャのように、説明文内に『広告』という文字が含まれる導入事例のページへ遷移し、記事ページのスクリーンショットを取得します。
出力結果は下記のようなイメージです。
説明文に『広告』というテキストが含まれる記事が全10記事中3つあるため、対象の3記事のみスクリーンショットを取得します。
作成するロボット
作成するロボットは下記キャプチャの通りです。
作成手順
1.URLを開く
下記のURLをcobitの編集画面で開きます。
https://service.biztex.co.jp/industry/
2. 条件分岐のためのテキスト取得
[繰り返しを抽出]ステップで繰り返しの設定を行います。
赤枠で囲った説明文をテキスト取得します。名前は「条件判定用テキスト」で設定します。
3. [条件分岐]ステップの作成
編集画面左の「+」ボタンをクリックして、[条件分岐]ステップを選択します。
「条件判定用テキスト」を選択して、保存をクリックします。
保存が完了すると、下記キャプチャのように条件分岐の設定画面に移ります。
「+」ボタンをクリックします。
「条件値」の欄に『広告』と入力、「部分一致」をチェックして保存をクリックします。
完全一致 : 条件値に設定したテキストと完全一致した場合のみ、分岐処理が実行されます
部分一致 : 条件値に設定したテキストの一部でも一致する箇所がある場合、分岐処理が実行されます
保存が完了すると、『広告』というテキストが含まれていた場合の分岐処理を作成できるようになります。
4. スクリーンショットの取得
『広告』というテキストが含まれていた場合の処理を作成していきます。
下記キャプチャのように歯車アイコンの少し下にカーソルを合わせると、「ここまで実行する」をクリックします。
スクリーンショットを取得するために、ページ遷移します。
赤枠で囲んだ記事タイトルをクリックして、[クリック]ステップを選択します。
ページ遷移後に、スクリーンショットを選択します。
最後にURL入力欄左にある「←」アイコンをクリックして、記事一覧のページに戻ります。
以上で、ロボットの作成が完了です。
実行結果
出力結果は下記のように、対象の3記事分のスクリーンショットが取得されます。
補足
・「条件値」の設定は、Excelやスプレッドシートから[ファイルから取得]ステップ
で取得したテキストでも設定することができます。
・分岐条件を作成する際は、「その他」に特定の条件以外の条件を当てはめること
でステップ作成の手間が省けるので、ロボット作成を効率的に行うことができま
す。
※2020年3月5日現在の情報です。